趣味ブログ発、全国で愛される
日常発想のライフブランドへ
阪急西宮北口駅近くにあるライフスタイルブランド「OURHOME(アワーホーム)」。暮らしを整えるオリジナル商品や、 日々を心地よくするヒントを発信し続け、多くのファンに支持されています。
「好きなこと」を発信し始めたブログから、どのように全国で愛されるブランドへと育っていったのか。 今回はOURHOME主宰のEmiさんに、ブランドの原点や西宮での暮らし、そして街とのつながりについて伺いました。
趣味のブログから始まったOURHOME
―OURHOMEは2008年のブログから始まったと伺いました。当時はどんな思いで発信を始めたのでしょうか。
Emi発信を始めたのは、結婚して2年くらいの頃でした。インテリアやDIYが好きで、二人暮らしの家のことを個人ブログの「OURHOME」に書いていたんです。 その後、双子を出産して会社復帰を目指したのですが、育児と仕事の両立が想像以上に難しくて。当時は残業も多い時代で 自分だけ先に帰ることに葛藤を感じ、働き方を見直して独立しました。独立後は、 在職中に取得していた整理収納アドバイザーの資格を生かして、暮らしの中で「これがあったらいいな」と思うものを少しずつ形にしていったんです。
こうした活動を続けるなかで、ブログを読んでくれる方が増え、 自然と今のブランドにつながっていったのが始まりです。
ブログを通して読者の方とつながり、暮らしのアイデアを届けることが、 少しずつ今の活動につながっていきました。
暮らしの中から生まれるものづくり
―OURHOMEの商品づくりで大切にしていることは何ですか。
Emi 「自分が本当に欲しいと思えるものかどうか」です。たとえば、OURHOMEで取り扱っている洋服は、ほとんどが自宅で洗える素材です。 双子の育児と仕事を両立していた頃、クリーニングに出して取りに行く時間をつくるのがとても大変で。だから家で気軽に洗えて、 できればアイロンもいらない。それでいてカジュアルすぎない服を作ろうと思いました。
もうひとつ大事にしているのが、「まだ気づいていない不便さ」を見つけることです。
子どもを連れて帰宅したときに、かばんの中から小さな鍵を探すのってけっこう大変ですよね。 そこで、リール式ではないけれどバッグに付けておけてさっと取り出せる、かつおしゃれで暮らしに自然に馴染むキーアイテムを作れないかと考えました。 そこから生まれたのが、レザーのネックストラップです。暮らしの中の小さな困りごとをすくい上げ、使う人の毎日を少し楽にする。それがOURHOMEのものづくりです。
―素材を選ぶときも工場に足を運ばれているそうですね。
Emi できるだけ伺うようにしています。工場の方に「こういうお店で並んでいます」や「お客さまからこんな声があります」とお伝えすると、 すごく喜んでくださるんです。どんな人が使ってくれているのかを知ると、作り手の意識も変わるんですよね。 その様子をラジオなどでお客さまにもお伝えすると、今度は使う側の意識も変わる。作る人、届ける人、使う人がつながるような関係が生まれたら嬉しいですね。
―OURHOMEは16時半終業の働き方も特徴的ですね。
Emi 最初から制度として決めていたわけではないんです。スタッフが入ったときに就業時間をどうするか話し合って、
「育児との兼ね合いもあるし、16時半にしよう」と決めました。みんなその時間から逆算してスケジュールを組んで仕事をしています。
ただ、OURHOMEには「素直、ワクワク、ちょうどいい」という社是があるので、効率だけを求めるのではなく、ワクワクする気持ちも大事にしています。
OURHOMEの場合は特に、暮らすことと働くことが混ざり合って会社が成り立っている感覚があるんです。
毎日子どもと温かいご飯を囲んだり、何気ない会話を重ねたり。そういう日常の中から、コラムの発信や商品づくりのヒントが生まれます。
日常がゆるやかにつながる西宮
―Emiさんにとって、西宮はどんな街でしょうか。
Emi 大学の頃から西宮に縁があって、そのままずっと暮らしています。大阪と神戸のちょうどいい距離感で、 都会すぎず、でも不便ではない。その「ちょうどよさ」が西宮の魅力だと感じています。
西宮のお客さまは毎週来てくださる方もいれば、新商品が出るタイミング、私の在店日に合わせて毎月来てくださる方もいらっしゃって。 そういうご近所の方との関係は、とても心地いいですね。
―お店の2階には喫茶スペースもありますね。
Emi 子育ての合間に、ちょっとほっとしたくて来てくださる方も多いです。 喫茶スペースに置いてある「あしあと帳」に自分のことを書いて、「よし、また頑張ろう」って奮起したり、 ノート内で交流があったり。そういうふうに、ゆったり気持ちを整えられる場所になったらいいなと思って作りました。
―西宮ガーデンズにはよく行かれますか。
Emi 子どもが生まれたときにガーデンズができて、その頃からよく通っていました。子どもが生まれてから初めて家族で外食したのも、
ガーデンズなんですよ(笑)。全国から来てくださるお客さまにも、ガーデンズをご案内することが多いです。
実はガーデンズからOURHOMEは徒歩2分ほどの距離!なので、パパとお子さんにはガーデンズの噴水や芝生の広場で遊んでもらって、
その間にママはOURHOMEやガーデンズでゆっくりお買い物をしたり。街全体で楽しんでもらえたらいいなと思っています。
―これから西宮でやってみたいことはありますか。
Emi 西宮のお店とのつながりをもっと作っていきたいですね。OURHOMEをきっかけに、 パン屋さんやコーヒー屋さんなど、いろいろなお店に足を運んでもらって。OURHOMEを入り口に、新しいお店や人との出会いが生まれる。そんな場所になれたら嬉しいです。