The Story of a Masterpiece
KEENを選ぶことは、未来を選ぶこと
快適でエシカルな一歩を共に
TARGHEE II MID WP20,900円
KEENを選ぶことは、未来を選ぶこと
快適でエシカルな一歩を共に
2003年、アメリカ・オレゴン州ポートランドで誕生したアウトドア・フットウェアブランド「KEEN」。KEEN誕生のきっかけは、ビーチサンダルを履いた友人が指を怪我したのを見た創業者ローリー・ファーストが感じた「サンダルはつま先を守ることができるのだろうか」という疑問でした。KEENは「天井のないところすべて」、つまり玄関を出たらすべてがアウトドアであると定義し、街や山、川など、あらゆるシーンで履けるハイブリッドな靴を展開しています。今回は、デザイン性や機能性だけではない、革新的なフットウェアであるKEENの魅力をご紹介していきます。
永遠の化学物質「PFAS」フリーを達成 地球と人にやさしいツクリカタとは
KEENは2003年の創業から、環境保護・こども支援・災害支援などを総称した活動「KEEN EFFECT」にコミットしています。KEENの製品づくりにおけるあらゆる段階に「KEEN EFFECT」は浸透していて、特に注目すべきは「CONSCIOUSLY CREATED : 地球と人にやさしいツクリカタ」と名付けられた、地球環境負荷を低減するモノづくりの取り組み。具体的に、どのような取り組みをしているのでしょうか。
その一つが「PFAS」フリー。有機フッ素化合物PFASは撥水性や耐久性を高めるために広く使用されていますが、「永遠の化学物質」と呼ばれるほど環境中に残留しやすく、人体や生態系への影響が懸念されています。KEENは2014年からPFASの段階的な廃止に着手し、膨大な時間を費やして靴の製造過程におけるPFASの排除を進めてきました。その結果、2018年には撥水加工の約95%以上でPFASフリーを実現、そして2024年にはすべての製品でPFASフリーを達成しました。これはKEENの「環境に負荷を与えないシューズを作る」という揺るぎない信念の証です。
さらに、廃棄されたペットボトルを回収し、靴のパーツとしてアップサイクルも行っています。リサイクル素材の利用は、ゴミ削減だけでなく石油の使用量削減にもつながり、結果として温室効果ガスの削減にも貢献しています。ほかにも天然由来の力を生かした防臭加工技術を採用して毎年約7トン以上の抗菌剤を削減するなど、KEENのサステナビリティへの取り組みの素晴らしさを取材から感じました。
また、レザーのなめし工程で発生する汚染水が環境に深刻な影響を与える可能性があるという問題意識から、環境保護の観点で厳しい基準を設けている国際的な認証団体Leather Working Group(LWG)の認証を受けたレザーのみを使用しています。LWG認証を受けたレザーを使用することで環境への負荷をなるべく抑えながら、高品質な製品を提供しています。このような環境負荷を低減するための具体的な取り組みを行う一方で、気になるのは靴の耐久性。KEEN広報の種田さんは「地球と人にやさしい素材・製法を取り入れることで、靴の耐久性が低くなってしまっては意味がありません。KEENはこういった活動をしながらも、耐久性が高く長く愛用し続けられるモノづくりを行っています」と話してくれました。耐久性の高い製品は買い替えの頻度を減らすことができ、結果的に資源の消費を抑え、環境負荷の低減につながるのだと、今回のお話しを聞き、改めて実感できました。
アウトドアを楽しむすべての人に
環境保護団体とのコラボシューズ
2016年、KEENは自然環境への影響を抑えるための7つの原則を提唱している環境保護団体「Leave No Trace」が国内で設立した「リーブノートレイスジャパン」のオフィシャルサポーターとなりました。この7原則を広めるためにコラボレーションシューズを展開し、2024年8月7日には第2弾となる「TARGHEE II MID WP(ターギー ツー ミッド ウォータープルーフ)」を発売しています。
特徴はやはり、PFAS不使用の撥水加工を施し、LWG認定の皮革を使用している点。フットベッドに施している天然由来の防臭加工も、KEEN独自の技術です。幅広でゆったりとしたつま先部分に、足裏の形状にあわせて立体成型された潰れにくいポリウレタン素材のフットベッドや、軽量で劣化しにくく歩行時の衝撃を吸収するミッドソールは、登山初心者だけでなく上級者にも支持されています。さらに収益の一部はリーブノートレイスジャパンへ寄付されることで、環境保護活動にも貢献しています。
「Leave No Traceの7原則を広く知ってもらうことで、より多くの方が地球環境を守りながらアウトドアを楽しんでいただければ」と語る種田さん。Leave No Traceの活動を通じて日本のアウトドアに対する意識を高め、持続可能なアウトドアの普及に貢献していきたいといった想いが伝わります。さらに「私たちが作っている靴や活動を知ることで、何かを選ぶときに『環境にいいものを選んでみようかな』と思ってもらえたら嬉しいですね」と続け、私たち消費者の環境への意識も変えていかないといけないと感じました。
阪急西宮ガーデンズ周りのゴミ拾いをしたり、ペットボトルではなくなるべく水筒を持参したり、KEENスタッフのエシカル度の高さも取材で明らかになりました。「地球と人にやさしいツクリカタ」を体現したKEENの靴を、ぜひ店頭で体験してみてくださいね。
ライター : 重永亜貴
新聞社とWeb媒体にて営業・取材・執筆を約4年間担当。 子育てしやすく自然も多い西宮の魅力を追求しています。
SHOP DATA
- ショップ名 カテゴリ フロア TEL
- KEEN GARAGE シューズ 本館3F 北モール 0798-65-3277
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